TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA
11月14日[水]リリース17th ALBUM「欲望」
予定調和一切なし!中納良恵(EGO-WRAPPIN')、ハナレグミ、Dennis Bovellを迎えた、9人の男が欲望むき出しで制作した、スカパラ・ヨーロッパレコーディングアルバム、遂に完成!
スペイン2日間、ロンドン5日間という短期集中でレコーディングに挑み、"集中力"そして"勢い"を重視し、全員一発録り、多少の間違いも勢い重視で完全OK。とにかく、瞬間ごとの熱や衝動感が十分に収録された、今までよりもさらに激しく荒々しいスカパラのアルバム、『欲望』が完成した。
中納良恵、ハナレグミ、Dennis Bovellとのセッションも、スカパラが今やりたいこと、ただ"欲望"の赴くままに演奏したこのアルバム。
欲望の勢いがダイレクトに収録された紛れもなく9人のスカパラによる最高傑作!!
17th New Album『欲望』2012.11.14 ON SALE
◇初回生産限定盤:12インチ・アナログジャケット仕様CTCR-14770 ¥3,800(税込)*EUツアー&EUレコーディング時の模様を収めたスペシャルPHOTO BOOK付。
◇通常盤:CTCR-14771 ¥2,800(税込)
【収録曲】
01. 黄昏を遊ぶ猫 (vocal:中納良恵) /作詞:谷中敦、作曲:川上つよし
02. 非常線突破 /作曲:NARGO
03. Wild Cat /作曲:沖祐市
04. 大したヤツ /作曲:GAMO
05. Midnight Buddy (agitator:Dennis Bovell) /作曲:茂木欣一
06. Rushin' /作曲:川上つよし
07. (there's no)King Of The Ants (vocal:Atsushi Yanaka &Dennis Bovell) /作詞:谷中敦、作曲:NARGO
08. Old Grand Dad /作曲:沖祐市
09. 修行 /作曲:谷中敦
10. The Other Side Of The Moon /作曲:加藤隆志
11. さすらいForever/作曲:北原雅彦
12. SKAN-CAN /作曲:Jacques Offenbach
13. 太陽と心臓 (vocal:ハナレグミ) /作詞:谷中敦、作曲:沖祐市
◆TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA OFFICIAL HP◆
http://tokyoska.net/

ナタリー | 中納良恵(EGO-WRAPPIN')x スカパラメンバー対談
“ quatrieme ” キャトリエム
2009年04月18日、 オフィシャル・サイトでは「犬が吠える. 犬が吠えるは解散しました。」のみが白文字で掲載されており、解散の理由等については一切明らかにされていない。
元 “ Syrup16g (シロップじゅうろくグラム) ” のボーカル、五十嵐隆氏がプロジェクトを手がける “ 犬が吠える by Takashi Igarashi ”。五十嵐氏は1996年、ロックバンド “ Syrup16g (シロップじゅうろくグラム) ” を結成。2008年3月01日の日本武道館コンサートを最後に解散した。その後、充電期間を経て、2008年秋から “ 犬が吠える by Takashi Igarashi ” として活動を再開していた。五十嵐氏、kono(ギター)、ジョーコ(ベース)、yoko(ドラム)というメンバーからなる4ピースバンド。
音源化されていない名も無き名曲たち。
五十嵐氏のあのナイフのようにひんやりとした感触の歌声 … 。
“ quatrieme ” キャトリエム
曲目リスト
1. ニセモノ
2. さくら
3. 君をなくしたのは
4. 途中の行方
5. バナナの皮
6. 来週のヒーロー
7. ラファータ
8. HELPLESS
9. 君を壊すのは
10. scene through
11. イマジネーション
12. 夢からさめてしまわぬように
最後のアルバムにして最高傑作、誕生!
2008年3月1日の日本武道館公演をもって解散することを発表した唯一無二の3ピース・ロック・バンド “ Syrup16g ”。ファン待望のオリジナル・フル・アルバムには、彼らの濃密な活動の歴史&ラスト・メッセージが刻まれている。解散は残念だが、この最高傑作をしっかりと受け止めたい!
この作品を以って “ syrup16g ” はその活動を終えるわけですが、この作品は過去のどの作品の系譜にも置けないと思います。以前の代表作にはどんな静かな曲でも、裏にひそむ独特の捻れた高揚感があった。それは日本の音楽シーンに唯一無二のフィールドを培ってきたシロップだからこその持ち味であり、ファンが惚れたのもそこなのでしょう。
“ quatrieme ” キャトリエム
曲目リスト
1. Reborn
2. 翌日 ( Free Throw )
3. I.N.M
4. 生活
5. 神のカルマ
6. パープルムカデ ( Album mix. )
7. Sonic Disorder ( Free Throw )
8. Inside out
9. センチメンタル
10. My Song ( Album ver. )
11. ex. 人間
12. 明日を落としても
13. Your eyes closed
14. 水色の風
15. 向日葵 ( casette 「 Syrup16g02 」 )
16. 愛と理非道 ( Demo )
2006年8月に2枚同時でリリースされた、
syrup16g のベストアルバムのうち1枚「静脈」です。
( 同日、もう1枚のベストアルバム「動脈」がリリースされています。)
こちらの「静脈」は、
“ スローで落ちついた曲を中心に収録 ” という解説をよく目にします。
確かに「動脈」に比べれば落ちついた曲がやや目立つかと思います。
… が、ライブでの火付け役でもある「生活」や「神のカルマ」も収録されていたりと、
必ずしも「静脈」というタイトルから連想出来るような曲だけではないと思います。
またこちらには、彼らの名を広く知らしめるきっかけとなった「Reborn」や、
数少ないシングル曲が3曲「パープルムカデ」「My Song」「I・N・M」も収録されており、
初めての方には少しだけ「動脈」より手が伸ばしやすい印象を受けます。
“ quatrieme ” キャトリエム
曲目リスト
1. Everything is wonderful
2. リアル ( Single ver )
3. 天才
4. 負け犬
5. 正常
6. 落堕
7. 無効の日
8. サイケデリック後遺症
9. ( I Can’t ) Change the World
10. Another Day Light
11. Coup’d Etat
12. 空をなくす
13. 真空 ( Free Throw )
14. She was beautiful
15. 汚れたいだけ
16. You Say’No’ ( Demo )
2006年8月に2枚同時でリリースされた、
syrup16g のベストアルバムのうち1枚「動脈」です。
( 同日、もう1枚のベストアルバム「静脈」がリリースされています。)
全曲リマスタリングされただけでなく、
オリジナルアルバムでは曲間が無い “ 前後の曲と繋がっている曲 ” などが、
今作に収録されるに辺り、単体の曲として違和感なく聴けるよう編集し直されています。
また、「動脈」「静脈」のどちらにも、お蔵入りとなっていた未発表曲のDemo音源なども収録されています。
“ quatrieme ” キャトリエム
曲目リスト
1. クロール
2. Inside Out
3. Sonic Disorder
4. 前頭葉
5. Heaven
6. これで終わり
7. 翌日
8. I Hate Music
9. もういいって
10. 真空
11. エビセン
12. Breezing
13. Good-Bye Myself
14. 明日を落としても
15. きこえるかい
このバンドが他にない異物感を強烈に放ってのけたのは、端的に言って次の2曲でだった。CDでの最初期音源『Free Throw』所収の「明日を落としても」、そして1stアルバム『COPY』の「生活」。前述の『Free Throw』は廃盤の憂き目にあい、オリジナル盤はヒステリックなまでにその値を高騰させた。その不健康ぶりを解消する意味もあるのだろう。本作はこの初期及び未発表音源集のリリース。しかし、これは今の感性による演奏の「新作」だ。若さに任せた暴力的で言葉足らずな歌詞はまったくの「今」ではないかも知れない。が、ライブで生き残ってきた初期衝動的なナンバーの強さは、このバンドの本質そのものだ。今こそしっかり歌を聴いてほしい。五十嵐は絶望そのものじゃなく、その果てを歌っている。
「delaydead」とは、「delayed」と「dead」を掛け合わせた造語。「delayed」は過去を意味し、「dead」は死を意味する。俺たちにもう過去はいらない。バンドとしての意志表現。彼らは新たな世界に進んでいく。第二期シロップへ。第一期の終わりを意味する「dead」。死は例外なく誰にも襲いかかり、そして例外なく美しい。
“ quatrieme ” キャトリエム
曲目リスト
1. 実弾(Nothing's gonna syrup us now)
2. リアル
3. うお座
4. パープルムカデ
5. My song
6. I・N・M
7. 回送
8. 変態
9. 希望
10. 夢
11. Mouth to Mouth
12. メリモ
13. ハミングバード
14. Your eyes closed
“生き延ばし”はピーズはるの名言だが、とりあえずではなくて意思的に、死ぬまで生きようとすることに変わりはない。そしてそういう人間は瞬間の興奮と感動を重ねるしかない。シロップはこのアルバムで、自身の音楽が“救命”であることに自覚的になったんじゃないだろうか。ここ1年のドキュメントであった「パ―プルムカデ」「My Song」「夢」「リアル」といった曲群の音像はバラバラだし、アルバム冒頭では従来なかったガレージバンドの如きアンセム「実弾」が思いっきりカラ元気で鳴らされる。ラストでは「愛しかないとか思っちゃう ヤバイ」なんて、前向きというには余りにも破綻しているリリックをつむぐ。でも整理されてなくて当り前なのだ。後は、聴いたアナタが自分を生殺しにするか否か、それだけだ。
“ The ピーズ ” について
公式ウェブサイト Theピーズ たまぶくロカビリー倶楽部
1997年に活動を休止し、2002年7月に千葉LOOKで唐突にライヴを行った、大木温之率いるThe ピーズ。夢や希望なんて口に出すのもばかばかしい、やりたいことも特にない、ホントのこと言うと生きてるのもめんどくさいという誰も口に出さない真実をわい雑なエイトビートに乗っけてぶちまける最高のロックンロール・アルバム。ブランクが何年間あろうとも大木温之の描き出す世界観は1ミリも揺るがないのだった、ざまあみろ。なんといっても1曲目のタイトルが「生きのばし」で、最初のフレーズが「死にたい朝 また目ざましかけて 明日まで生きている」なのだ。
“ quatrieme ” キャトリエム
曲目リスト
1. リアル
2. うお座
独特のエフェクトがかかった無機的で冷たい感触のギターのアルペジオが反復し、シャープな生ドラム&ベース風のビートが侵入してくるイントロ。どんな鋭利な事実を突きつけてくるのか、想像は否が応にも増幅される。が、いい意味でこのサウンド・プロダクトと対照をなすかのように、歌詞には血の温かさを感じずにはいられないというか、これも五十嵐隆一流の「リアル」という言葉の粗製大量生産への答なのだろう。直裁となった言葉からは前向きな印象を受けるが、その“前向きな表情”は決して笑顔じゃない。夢は実はもうすべて叶ってしまった(「My Song」)と歌った後に来るべき前向きさ、である。カップリングの「うお座」ともども、アルバムには別バージョンが収録されている。
“ quatrieme ” キャトリエム
曲目リスト
1. My Song
2. タクシードライバー・ブラインドネス
3. 夢
4. イマジン
5. テイレベル
“HELL SEE”までのシロップに自分の繊細さを重ねたり、音楽的知識が満たされたりという気持ちがあったのはファンなら否定できないだろう。しかし、この5曲入りの音源は違う。まず、表題曲「My Song」の素直なメロディと、そのメロディが呼ぶ無数の点と点としてのわたしとあなたを繋ぐ歌詞、ストリングスを用いた大きなアレンジに驚きを禁じえない自分たちは勝ち負けで言えば負け組かも知れない。だからこそ本気で自分が興奮できることを、美しいと感じることを体現しなければ、もう死んでも構やしない、「My Song」はそんな風に聴こえる。他の4曲も同様で、もはや弱者として逆ギレするシロップは存在しない。中でも、もう夢は叶ったと歌われる「夢」で描かれる寒気がするほどの事実は、あらゆる“本気のフリ”を玉砕するカタルシスに満ちている。
“ quatrieme ” キャトリエム
曲目リスト
1. パープルムカデ
2. (I’m not)by you
3. 回送
4. 根ぐされ
表題曲はクールな激情を叩き付けたようなヘヴィなバンド・サウンドと、
真摯に叫ぶヴォーカルが、高いテンションで疾走する曲。
“ quatrieme ” キャトリエム
曲目リスト
1. イエロウ
2. 不眠症
3. Hell-See
4. 末期症状
5. ローラーメット
6. I'm 劣性
7. (This is not just)Song for me
8. 月になって
9. ex.人間
10. 正常
11. もったいない
12. Everseen
13. シーツ
14. 吐く血
15. パレード
レコード会社の地下のスタジオとも呼べないような部屋でレコーディングされた、
バンドのモチベーションがスピーディに凝縮された15曲。
“ quatrieme ” キャトリエム
曲目リスト
1. センチメンタル
2. Everything is wonderful
3. Reborn
4. 水色の風
5. Anything for today
6. サイケデリック後遺症
7. キミのかほり
8. Are you hollow?
9. 落堕
10. 愛と理非道
BEST TRACK!
3. Reborn
日本のロック界に間違いなく残る歴史的名曲。
「昨日より今日が 素晴らしい日なんて わかってる そんな事 当たり前の事さ」
“ quatrieme ” キャトリエム